後遺症の事案 認定等級12級13号の例(平成29年度の事例)
1.相談・依頼
被害者の方は,加害者運転車両に同乗中,加害者の居眠り運転により,同乗車両が中央分離帯に衝突したことで,胸骨や右踵を骨折するなどの被害を受けた。その後,被害者の方は,保険会社に言われるがまま後遺障害の申請をし,示談金額の提示を受けたが,保険会社の対応や示談金額の妥当性に疑問が生じたため,当事務所に相談依頼することになりました。
2.当事務所の活動
被害者の方に,保険制度の概略を説明するとともに,改めて通院期間等を精査した上で今後の見通しを説明し,保険会社との間で示談金額の交渉をおこないました。
3.当事務所が関与した結果
保険会社の最初の提示額は約670万円でしたが,当事務所が委任を受け交渉をしたところ,約1040万円まで増額することができました。
4.弁護士西村啓聡の所感
保険会社とは,休業損害,入通院慰謝料,後遺障害慰謝料,逸失利益をそれぞれ適正に算定した提案書を出し,粘り強く交渉したところ,約670万円から約1040万円まで増額することができました。保険会社は、示談交渉において裁判基準額を大きく下回る金額を提示してくるとともに、弁護士が介入して交渉を行っても、裁判基準額を認めないことが多々あります。そのため、裁判での見通しを踏まえ、根気強く相手方を説得し、示談においても裁判基準額と同等の補償を獲得することが重要であるといえます。
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