死亡事故:約3か月の短期間交渉で約3300万円で相手方保険会社と和解した事例 (平成29年度の事例)
1.相談・依頼
被害者の高齢な男性が信号のない大通りの横断歩道を通って横断中,脇見運転をして被害者に気付かなかった加害車両に衝突され,被害者がお亡くなりになった事案です。親族から相談をいただいた時点では未だ加害者側保険会社から示談金の提示はなく,示談金額について最初から当事務所が担当させていただきました。
2.当事務所の活動
被害者遺族の加害者に対する処罰感情が大きかったため,具体的な示談金の交渉をする前に,加害者の刑事裁判の被害者参加代理人となり,加害者の刑事手続に被害者が参加できるよう協力しました。遺族の方も,刑事手続きの中で,その心情を裁判官と被告人の前で十分に説明することができました。その後,保険会社と示談金の交渉を行い,訴訟手続きに移行せずに早期に示談をまとめることができました。結局,遺族の方との委任契約から約3か月で示談をすることができました。
3.当事務所が関与した結果
被害者の方は,非常に高齢でしたが,最終的には約3300万円で相手方保険会社と和解をすることができました。約3か月という短期間の交渉で,十分な結果を出すことができました。
4.弁護士西村啓聡の所感
死亡事故である以上お亡くなりになられたご遺族の方々にとってみれば、当然ながらいくら賠償されても納得できないのは当然のことだと思います。そのような状況の中で、私たちとしては、少しでもご本人の無念を晴らし、ご遺族の方々が今後生活していくうえで経済的な不自由さを感じることがないように、最大限の弁護をさせていただきました。今回は、本人慰謝料、遺族慰謝料を含めて合計3300万円という高額な解決金の賠償が認められました。
解決事例の最新記事
- 相手方にも過失があったことを主張し、相手への支払額を減額した事例(令和4年の事例)
- 長期にわたる入院・通院期間に見合った慰謝料額や休業損害を認めさせることができた事例(令和4年の事例)
- 物損の早期解決、人損では後遺障害等級認定を獲得し、示談金を当初の提示額から2倍近く増額させた事例(令和4年の事例)
- バイク事故の事例(平成31年度の事例)
- 物損事故の事例(平成29年度の事例)
- 妊娠していた被害者の事例(平成30年度の事例)
- 追突事故の事例(平成30年度の事例)
- 後遺症の事案 認定等級14級9号(平成30年度の事例)
- 物損事故の事案(平成30年度の事例)
- 後遺症の事案 認定等級14級9号(平成30年度の事例)
- 物損事故の事例(平成29年度の事例)
- 過失割合で争いがあった事例(平成29年度の事例)
- 後遺症14級の事例(平成29年度の事例)
- 後遺症12級の事例(平成29年度の事例)
- 死亡の事案 示談金額350万円増額の例(平成29年度の事例)
- 後遺症の事案 認定等級12級13号の例(平成29年度の事例)
- 追突事故の事例(平成28年度の事例)
- 物損の事例(平成28年度の事例)
- 自転車に追突されて受傷した方が当職らに依頼した事例(平成28年度の事例)
- 後遺症14級の事例(平成28年度の事例)
- 後遺障害14級の事例(平成28年度の事例)
- 物損事故における評価損の支払いについての事例(平成27年度の事例)